どうなる?2021年の沼津市中心市街地(沼津駅北口・富士急百貨店跡地・新仲見世商店街・鉄道高架)
静岡発!地方再生論 静岡発!地方再生論
23.9K subscribers
32,036 views
248

 Published On Feb 10, 2021

【くれたけインプレミアム沼津北口駅前】
くれたけインプレミアム沼津北口駅前は、605.82㎡の敷地に、地上12階建て、高さ40.6m、延床面積4,264.85㎡、客室数161室のビジネスホテルで、2021年9月のオープンに向けて建設工事が進められている。

【BiVi沼津にフェンシング場】
BiVi沼津は、店舗面積15,927㎡、地上1階から4階までを営業フロアとする商業施設で、2006年4月にオープンした。施設の1階にはコンビニやレストランなどの飲食店、2階は駐車場、3階にはアミューズメント施設、4階がシネコンの「シネマサンシャイン沼津」が入っている。以前インターネットカフェ(2019年3月閉店)が入っていた3階の一部空きフロアには、県内初となる常設のフェンシング場が2021年度中に開設される方向で動いている。

【富士急百貨店跡地が更地】
富士急百貨店沼津店の建物が解体され、現在は更地の状態となり、併設されていた路線バス乗り場は隣接する商業ビルの横に移転した。同店は、延床面積11,600㎡、地下1階から地上6階までを営業フロアとする商業施設で、1965年12月にオープンし、2019年11月に閉店した。跡地利用は2021年2月時点では未定だが、以前の報道では低層建築物の物販店舗などを整備する案が浮上し、鉄道高架化事業の進展を見据えて将来の構想を検討しているとあった。

【新仲見世商店街のアーケードが撤去】
新仲見世商店街のアーケードが撤去され、開放感あるオープンモール型商店街へと生まれ変わった。同商店街は、南北約90m続く全蓋式アーケードが設置された商店街だったが、2020年10月にそのアーケードは撤去された。また、アーケードの老朽化のほか、有休不動産を活用した事業がいくつか生まれ、街に変化の兆しが見えてきたことや、他の商店街において、撤去に伴う空間再編、空間活用の事例があったことなどから撤去に踏み切ったようだ。

【JR沼津駅付近鉄道高架事業】
JR沼津駅付近鉄道高架事業は、沼津駅を中心に東海道本線の約3.7km、御殿場線の約1.6kmを高架化し、13箇所の踏切が除却され、3面6線の高架駅を整備する事業。それに伴い、新たな車両基地が沼津駅より約2.1km西側の片浜地区へ、貨物駅が約8km西側の原地区に移転する。難航していた新貨物駅用地の一部未買収部分も2020年6月に取得できたが、明け渡しを拒否する地権者もいた。その後、行政代執行法に基づく期限である2021年2月5日になっても明け渡しに応じなかった為、2月19日に強制収用することになった。これで用地取得は一段落し、今後は車両基地と貨物駅の整備が本格的に始まり、鉄道高架化実現に向けて大きく前進することになった。沼津駅は南口と北口があるが、自由通路がない為、入場券を購入して駅構内に入るか、駅の西側にある「あまねガード」へ迂回しなければ南北の行き来ができない。高架化には多額の費用が掛かるので橋上駅にすれば良いとの意見もあるが、あまねガードや三つ目ガードなどの南北を結ぶアンダーパスが残るので、大雨の時の南北寸断の懸念や交通渋滞も解消されず、根本的な解決にはならない。高架化が実現すれば鉄道用地がスリムとなるので、高架下はもちろんのこと、新たに生まれた土地の有効活用も期待できる。また、新しい貨物駅の周辺には、線路を挟んだ南北道路と貨物駅南側の東西道路も整備される。

show more

Share/Embed