【まぼろし探偵 02】主題歌BGM 「行くぞ それ!」ボイス版 1959/04 PHANTOM DETECTIVE : Theme by Urato Watanabe
Amatsu Miyagoto Amatsu Miyagoto
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 Published On Sep 20, 2024

00:14  装備を外して休息
00:51  まぼろし探偵の使命感(心の声)
01:54 主題歌BGM 「行くぞ それ!」ボイス版
03:18  サブタイトル(第01話~第10話)
04:18  電波ピストルの性能(心の声)
04:59  装備して立ち去る

 主題歌「まぼろし探偵」
  作詞:照井範夫
  補作:山本流行
  作曲:渡辺浦人
  歌唱:岩瀬 寛、上高田少年合唱団

【電波ピストルとまぼろし号】
 今回は「電波ピストル」と「主人公の装備手順」をメインに編集している。
 「まぼろし探偵」のBGMは、クラシック曲も使われており、
 著作権切れになっても「音楽の著作権」が生きている場合チェックが入る。

 この動画の場合、
 電波ピストルを撃つ場面から最後までの音楽が引っ掛かり、
 ラヴェル「マ・メール・ロワ」の第11曲、
 「終曲 妖精の園(Le jardin féerique)」としてチェックが入った。

 そのため、富士 進のセリフ部分のBGM以外は全て別の曲に差し替えている。
 「差し替える」と言っても、第10話までのBGM曲を繋げただけで、
 それらもオリジナルなのかクラシックなのか判断できないままである。

※インスト音楽のステレオ化や音質改善などをメインになさっておられる、
 YouTubeチャンネルの John Smith氏によると、
 この動画の最後の音楽は、ハリウッドの「大いなる西部(1958)」であり、
 当時のレコードからBGMとして普通に引用されていたことがうかがえる。


 第11話以降、だんだんと渡辺岳夫のオリジナルBGMが増え、
 主題歌をアレンジした曲もBGMとして効果的に使用されていく。

 それに伴って、電波ピストルやまぼろし号の効果音も刷新され、
 まぼろし号の「特撮部分」もバリエーションが増えていく。

 この作品を観た後に、同年に放映された「少年ジェット」を視聴すると、
 そのBGMの使用率の高さに気付くので、
 この時代のBGMの全てが控え目ではなかった事にも気付くであろう。


【この時代のヒーロー作品】
 この時代の作品は、現代の人々から見れば、
 それこそ「ツッコミのオンパレード」であろう。

 例えば、この「まぼろし探偵」では、
  富士 進の声や体格からまぼろし探偵だとなぜ気付かないのか、とか
  まぼろし号はどうやって着陸しているのか、とか
  あんなに腰が引けた状態でなぜ格闘戦が強いのか、とか
  シャツやズボンは着替えるシーンが無い、とか
 こういう事は「考えずに楽しむ」という不文律がある。
 と言うより、友だちと幾ら議論しても正解が無かったのもあろう。


 今回の主題歌の前後の映像では、第03話から
 「装備を解いて休息し、再度装着するシーン」を入れている。
 ヒーローに付き物の「苦悩や孤独」などは、まだ表現されていない。

 まぼろし探偵のマスクを見ると、「仮面の忍者 赤影」と同様に、
 かなり視界が狭かったはずであり、マスクから見える眼をみれば、
 坂口祐三郎の仮面の眼にホレ込んだ平山亨(東映)の気持ちも理解できよう。


 木の枝を持ったり、地面に寝転んだりするシーンは、
 時代劇ならではの伝統であり、ほっとする和やかなプライベートである。

 「七人の侍(1954)」でも似たような表現があり、
 岡本勝四郎が森の中で志乃と出会うシーンを思い出す。
 確か「初代ゴジラ」も1954年である。

 まぼろし探偵の装着は、変身と言うより武将の甲冑の着用に近いが、
 ただ一つ、手袋を右手から着用している。
 甲冑の場合、本来は左手の着用が先であり、
 これは緊急時に「利き手を最後まで空けておく」ための作法であるが、
 籠手の着用ほど複雑ではないし、先に右手を戦闘態勢にさせておく意味では、
 ヒーローとしての原則は「右から」なのかも知れない。

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