琉球舞踊 「谷茶前(たんちゃめー)」
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 Published On Jun 27, 2023

玉城流琉扇會 平田行正琉舞道場
第1回教師会新春チャリティー公演
踊り手 大城美恵子・浜元良美
1989年

この踊りは男性は船で櫂(かい)を漕ぐ様子や、女性はカゴに魚を入れる様子などを巧みに取り入れ、写実的な振り付けで風俗舞踊にしたところが特徴です。
西海岸に面した沖縄一細長い村恩納村の谷茶部落がこの歌のふるさとです。
海岸に押し寄せた海の幸を捕った若者と、それを売りに行く女性の生活ぶりを
生き生きと振り付けされました。
当初玉城盛重(たまぐすく せいじゅう)先生が創作した頃は女だけの手踊りでしたが、
新垣松含(あらかき しょうがん)先生が男女での打ち組踊りにしたところ大好評となりました。
師匠によって構成が異なりますが、こちらでは玉城流の歌詞をのせています。

歌詞
【谷茶前節(たんちゃめえぶし)】
1.谷茶前の浜に (たんちゃめえぬはまに) 
 スルル小が寄てちゅんど ヘイ (するるぐゎがゆてぃちゅんどぅ へい) 
 スルル小が寄てちゅんど ヘイ (するるぐゎがゆてぃちゅんどぅ へい)
 〈谷茶の前の浜にキビナゴが寄ってきたよ〉
※谷茶ムサムサ でぃ姉小ソイソイ でぃ姉小ソイソイ
(たんちゃむさむさ でぃあんぐゎそいそい でぃあんぐゎそいそい)

2.スルル小や あらん (するるぐゎや あらん)
 大和ミジュンど やんてんど ヘイ (やまとぅみじゅんどぅ やんてぃんどぅ へい)
 大和ミジュンど やんてんど ヘイ (やまとぅみじゅんどぅ やんてぃんどぅ へい)
〈キビナゴではなく大和みずんだよ〉
※繰り返し

3.あっぴい達や うり取いが (あっぴぃたや ういとぅいが)
姉小や かみてうり売いが ヘイ (あんぐゎや かみてぃうりういが へい)
姉小や かみてうり売いが ヘイ (あんぐゎや かみてぃうりういが へい)
〈兄さんたちは魚を取って、
 姉さんたちは捕った魚を頭にのせて売り歩く〉
※繰り返し

4.うり売ての 後の (うりうてぃぬあとぅぬ)
姉小が  匂いぬしゅらさ ヘイ (あんぐゎが にぅいぬしゅらさ へい)
姉小が  匂いぬしゅらさ ヘイ (あんぐゎが にぅいぬしゅらさ へい)
〈魚を売った後の姉さんたちの匂いのなんと香ばしいことよ〉
※繰り返し

【伊計離れ節(いちはなりぶし)】
 イサソイソイソイ イサソイソイソイ
1.勝連の 島や ハリ 通い欲しゃ あしがよー
(かちりんぬ しまや ハリ かゆいぶしゃ あしがよ)
〈あなたの住んでいる勝連の島へ通いたいけど〉

2.和仁屋間門の 潮の ハリ 蹴やいあぐ あぐで
(わにゃまじょぬ うすぬ ハリ きやいあぐ あぐでぃ)
〈和仁屋村の干潟の潮に足をすくわれ、歩きずらくていけないのです〉
 イサソイソイソイ イサソイソイソイ

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