【ガーデニング】フジの専門家、塚本こなみ先生が語るフジの花の管理方法。他では聞けない貴重なお話です。
私の秘密の花園計画 私の秘密の花園計画
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 Published On May 30, 2021

フジの管理方法をまとめました。
こなみ先生直伝です。
皆様のフジに管理に役立ていただけると幸いです。

■フジの管理ポイント
① 幼苗を植栽した場合は、最初の3年間ぐらいは、剪定を一切しないで体力を蓄えた後に、一気に上記の剪定をするとすぐに花を見ることができます。
② フジは以下の4点を守れば良く咲きます。
・水が好き(成長期の4月から9月)
・光が好き
・肥料過多に注意
・剪定方法と時期を間違えない
③ 4回の管理(①花後の花がら摘み②7月初め③8月中旬に2度目の剪定④花芽の調整と不要枝剪定)
■フジの剪定
フジの花が開花すると、その花房の付け根から7本の葉ができます。
その葉の元につく芽が次年度の花芽になります。
この10㎝ほどを短花枝と表現します。
① 開花が終了次第、短花枝を残して花房の部分を切除する。(種子を作らないこと)
② 花が咲かなかった枝は花後(7月初めに)1.5から2メートル以上に伸びるが、根元から60センチで剪定する(その後花芽が形成される)。
③ 1回目の剪定(7月)が終わった後に伸びたツルは8月中旬に10センチほど残して剪定する。(②で60センチに切った後から伸びた枝をさらに10センチに詰めると、70㎝残ることになる。さらにその後伸びたツルは放置してよい)
④ 落葉の冬季に、不要枝(絡み枝、並行枝、戻り枝、徒長枝、枯れ枝など)を切除する。その際に昨年の花房の元であった短花枝の7つの花芽の状況を確認しつつ、3芽~4芽を残して切り取る(花芽の調整)

■花芽形成期=花木には花芽形成期が決まっています。いつ花芽分化が始まるかを理解すると、多くの花を楽しむことが出来ます。
春から初夏に咲く花木が多いのですが、ほとんどが前年の5から7月に花芽が形成されますので、花芽分化が始まる前に剪定をする必要があります。
一方、夏以降に咲く花木は当年枝に咲く花木=バラや百日紅などは冬にバシバシ剪定しても初夏に発生した枝に花芽が誕生します。

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